鴨川と高野川が合流する鴨川デルタと呼ばれる、京都を代表する名所にちなんで名づけられた「DELTA」は、鴨川から少し歩いたところにある桝形商店街内に位置しています。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭の常設スペースであるDELTAの二階に位置するこのギャラリーステイは、写真祭の精神を体現し、写真と工芸、そしてコミュニティライフを融合させた空間となっています。歴史ある商店街の中に佇みながら、和のデザインや工芸品を中心に、季節ごとにセレクトされた日本の写真作品をお楽しみいただけます。
周辺には、地元の食材をふんだんに使った料理をお楽しみいただける他、持ち帰られた食材を室内のキッチンで調理していただくことも可能です。また、建物の1階にあるDELTA カフェ&ギャラリーでは、オープン時間であればお食事とドリンクのルームサービスが可能です。
徒歩10分圏内には、鴨川をはじめ、皇居や下鴨神社など、京都の象徴的な観光地が多くあります。その他、中心地や祇園・東山エリアへは鴨川沿いをお楽しみ頂きながら自転車ですぐに辿り着くことが出来ます。
DELTA STAYは、芸術を愛する人、工芸を愛する人、そしてコミュニティライフを愛する人のための宿泊施設です。
株式会社便利堂は1887年に創業し、19世紀中頃にフランスで発明された写真古典印画技法「コロタイプ」を長きにわたり受け継ぎ現代に伝えてきた。便利堂は高級美術印刷としてのコロタイプに特化し、文化財複製や同時代のアート作品を制作する他、日本の美術書籍や文化財図録、美術作品集等のオフセット印刷も手がけている。
デルタステイでは、便利堂が2019年に制作した深瀬昌久「Color Approach(1962)」から2点と、2020年に制作した山本昌男のミニ・ポートフォリオ「Yamamoto Masao: Birds Collotype Portfolio」を展示します。
中国写真芸術の先駆者榮榮と日本人女性写真家の映里が結成したアーティストユニットによる作品「妻有物語」。本作は、2012年に越後妻有アートトリエンナーレの招待作家として制作した作品です。約2年間、日本有数の豪雪地帯である新潟県十日町に暮らしながら、変化していく夫婦や家族の有り様、「生命の流れ」に感応していく過程が写真に表されています。
現代に新たなライフスタイルを提案することをコンセプトに、クリエイティブ・ディレクター眞城成男が2001年に立ち上げたブランド。京都とミラノを拠点に、国内外の職人の手仕事の魅力をシーンに応じて幅広く提案されています。カフェ、セレクトショップ、ギャラリーがあるスフェラ・ビルは、老舗骨董店や飲食の名店が並ぶ祇園の北エリアにあり、スウェーデンの建築家が設計した独特な佇まいが目を引きます。
1978年東京生まれ。畳職人。伝統的な日本建築の畳制作に加え、現代アートやデザインプロジェクトに関わる新しい畳のあり方を提案している。近年では、G7サミット開催時の伊勢神宮、大徳寺龍源院、廣誠院などで畳を制作し、海外ではフランス、イタリア、イスラエル、米国、カナダ、南アフリカ、アジア諸国も含め広く活動を展開しています。
植栽家村瀬貴昭によるソロプロジェクト。Re:planterとは Recycle (再生)× Plants(植物)× Player(者)の造語。消費社会における自然からの返事(Re:)をテーマに、あらゆる植物と人工物を融合し、理にかなった植栽表現を探求している。
1971年淡路島生まれ。紙漉き職人。1995年多摩美術大学絵画科油画専攻卒。1998年黒谷和紙で修行を始め、2年後に独立。連綿と受け継がれてきた仕事や暮らしに興味を持ち、未来に続く和紙を制作している。現在大阪心斎橋に和紙を用いたアートワークのギャラリーを準備中。