2022年のKYOTOGRAPHIE/DELTA Open Callに選出された写真家、村岡亮輔の個展を開催します。
村岡は身近な素材、例えばバナナや松ぼっくり、きのこなどひとつの種類を隙間なく並べて積み上げ、大きな集合体を作って撮影します。集合体を見ると、個体の形状からは思いもよらなかった新しい形状、奥行き、ユニークなビジュアルを生み出しています。村岡は、個体同士の組み合わせ、ぶつかり合い、結びつきから生まれる集合体の世界を、人間の世界に転じて捉えることも想定しており、今回のOpen Callでの審査において、その点を高く評価しました。
DELTAでは、本展に合わせた特別メニューも提供します。ぜひゆっくり過ごしながら作品をご覧ください。
▍アーティストについて
1978年広島県生まれ。日本写真芸術専門学校にて写真を学ぶ。広告写真スタジオの勤務を経てフリーランスとして独立。以後、雑誌・書籍・Web・広告での撮影を手掛ける。
主な個展に、「蒼氓」新宿ニコンサロンJuna 21(東京、2002年)、「Leaf」芦屋写真展準グランプリ(芦屋、2020年)など。