ギョーム・ホルツァーはパリを拠点に活動するアーティストで、写真というメディアと被写体の両方を通して、空間、限界、移動、消失といったテーマを探求しています。
今年のDELTA展示企画の公募の受賞作に選ばれた「NOMADISM」シリーズは、ギョームがインドネシアで「海の遊牧民」とともに、サンゴ礁の保全に力を注いだ8年間の生活を統合し、遊牧と自由を探求した作品群です。
DELTA/KYOTOGRAPHIEは、京都で初めてこのプロジェクトを展示するギャラリーとなり、美しいプリントと作家による手作りのアートブックを紹介する予定です。詳細は近日中に発表します。
▍ギョーム・ホルツァー
写真というメディアと被写体の両方を通して、空間、限界、移動、消失といったテーマを追
求。同時に郷愁や永遠を想起させる場面も探る。支持体を自作、手作業で乳剤を塗布するこ
とにより、刷毛跡、刷毛目の不規則性、紙の質感を残す。プリントに使用する素材の研究は
継続的に行っている。
20歳で開始した旅は10年に及ぶ。英国とオーストラリアで経済学を学び、珊瑚礁の保全を
目的とするNGOを共同設立。ブリティッシュ・コロンビアのファースト・ネーション、コ
モドのバジャウ、イースター島のラパ・ヌイなど、さまざまな国の民族コミュニティと協働
。2017年、パリに戻る。ルーブルで学び、故エリック・グリエルミのラボラトリーを統括、
写真プロセスの技術知識の深化に努めている。