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PROJECT

  • Installation view of Armelle Kergall
    "Selfies 1920-2020"

  • Installation view of Armelle Kergall
    "Selfies 1920-2020"

  • Installation view of Armelle Kergall
    "Selfies 1920-2020"

2021.7.9 ー 7.27

アルメル・ケルガール「Selfies 1920-2020」

フランスの写真家アルメル・ケルガールが、家族写真を題材としたコラージュ作品を展示します。
ケルガールは、自分の祖父が残した多くの「自撮り」写真を、自分が生まれる前の出来事でありながら、なぜか懐かしく感じていました。そして祖父の写真に自分の写真を貼り合わせ、遊び心のある、時空を超えた家族写真を作り出します。
本来家族の写真とは、とても個人的な懐かしさの詰まったはずのもの。
画面上では、当時の祖父が見つめていた眼差しとケルガールが今と過去の家族を見つめる眼差しが交差し、全くの他人が見る時でさえも、ある種の懐かしさや、人を慕う気持ちを思い起こさせてくれます。
会場では、小さな記念品として、ケルガールのミニチュア写真ボックスを販売いたします。

 

アルメル・ケルガール
東京を活動の拠点とするフランスの写真家。
2005年、写真シリーズ「あるフランス人家族の解剖学」の制作を始め、家族の日常の姿を撮影しながら、一族の中にある目には見えない繋がりを捉えようとした。2013年、本作品によりブルス・デュ・タレント奨学金のポートレートグランプリを受賞。
ケルガールは、親族の写真を撮っていくうちに、胸の奥で共鳴するような、捉えがたい様々な要素があることに気がつく。彼女は、家系図や祖父の写真アーカイブを調査し始め、「Ghosts(幽霊)」や「Genogram(家族構成図)」「Chateaubriand, Ingres & I(シャトーブリアン、アングル、そして私)」などいくつかのアートプロジェクトへと展開させた。これらのプロジェクトは、2019年にKG+SELECTで発表した展覧会「あるフランス人家族の解剖学/調査中」の一部となった。同年のKG+SELECTパブリックグランプリを受賞。