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DELTA

PROJECT

  • Installation view of Sébastien Raizer "HACHIMONJIYA LIVING SOULS"

2020.12.4ー2020.12.15

セバスチャン・レゼー
HACHIMONJIYA LIVING SOULS

フランスの小説家セバスチャン・レゼーが、言葉と写真をモチーフにした最新作を展示します。 2020年10月、レゼーが写真の個展を開いていたBar八文字屋で、マレーシア出身のダンスアーティスト、ペイエンが一心不乱に踊り出した。 今回レゼーは、その時のパフォーマンスを撮影した写真を展示し、展示壁に言葉を書き込みます。会期中、言葉は来場者との交流の中で少しずつ変更され、生み出されていきます。

生ける道具が 死せる道具に 結びつく
神経は暴走 アルゴリズムは模倣
黒い鉄の狂気の館
どこでもない NOWHERE

いま ここで  NOW HERE:
常に浮遊する世界において、人間は魂で結びつき、多数の言語を踊る。すべての言語は、自由かつ無限に、等しく明暗を分け、救済と危機を与え、未来を創出する ー アートはその分点のありえない時空。

これはペイエンの密かな挑戦でもあったと私は思う。彼女は八文字屋を見つけて、こう言った。

「ここで踊る!」

私は彼女の力を直観した。彼女なら、この場所の生ける魂、それらの記憶、歴史、感情を引き出し、読み取り、体現することができるはずだ。

そして、作家、写真家、そして八文字屋のオーナーである甲斐扶佐義氏は、躊躇することなくプロジェクトに賛同してくれた。

アーティストとしてペイエン は言葉と生命のさまざまな領域を結びつける。

私は彼女の文言、物語、輝きをどこまでも理解し、捉えようとした。

セバスチャン・レゼー、2020年、京都