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ART SELECTIONS

便利堂

株式会社便利堂は1887年に創業し、19世紀中頃にフランスで発明された写真古典印画技法「コロタイプ」を長きにわたり受け継ぎ現代に伝えてきた。便利堂は高級美術印刷としてのコロタイプに特化し、文化財複製や同時代のアート作品を制作する他、日本の美術書籍や文化財図録、美術作品集等のオフセット印刷も手がけている。
デルタステイでは、便利堂が2019年に制作した深瀬昌久「Color Approach(1962)」から2点と、2020年に制作した山本昌男のミニ・ポートフォリオ「Yamamoto Masao: Birds Collotype Portfolio」を展示します。

榮榮&映里

中国写真芸術の先駆者榮榮と日本人女性写真家の映里が結成したアーティストユニットによる作品「妻有物語」。本作は、2012年に越後妻有アートトリエンナーレの招待作家として制作した作品です。約2年間、日本有数の豪雪地帯である新潟県十日町に暮らしながら、変化していく夫婦や家族の有り様、「生命の流れ」に感応していく過程が写真に表されています。

COLLABORATORS

眞城成男/Sfera

現代に新たなライフスタイルを提案することをコンセプトに、クリエイティブ・ディレクター眞城成男が2001年に立ち上げたブランド。京都とミラノを拠点に、国内外の職人の手仕事の魅力をシーンに応じて幅広く提案されています。カフェ、セレクトショップ、ギャラリーがあるスフェラ・ビルは、老舗骨董店や飲食の名店が並ぶ祇園の北エリアにあり、スウェーデンの建築家が設計した独特な佇まいが目を引きます。

横山充

1978年東京生まれ。畳職人。伝統的な日本建築の畳制作に加え、現代アートやデザインプロジェクトに関わる新しい畳のあり方を提案している。近年では、G7サミット開催時の伊勢神宮、大徳寺龍源院、廣誠院などで畳を制作し、海外ではフランス、イタリア、イスラエル、米国、カナダ、南アフリカ、アジア諸国も含め広く活動を展開しています。

Re:planter

植栽家村瀬貴昭によるソロプロジェクト。Re:planterとは Recycle (再生)× Plants(植物)× Player(者)の造語。消費社会における自然からの返事(Re:)をテーマに、あらゆる植物と人工物を融合し、理にかなった植栽表現を探求している。

ハタノワタル

1971年淡路島生まれ。紙漉き職人。1995年多摩美術大学絵画科油画専攻卒。1998年黒谷和紙で修行を始め、2年後に独立。連綿と受け継がれてきた仕事や暮らしに興味を持ち、未来に続く和紙を制作している。現在大阪心斎橋に和紙を用いたアートワークのギャラリーを準備中。